こんばんは。
今日も東京新宿のうみとそら法律事務所からお送りします。
ほかの法律事務所のホームページをみていると、
ときおり、弁護士プロフィールの一部に、
日本プロ野球選手会公式代理人、と記載している弁護士がいて、
前から気になっておりました。
おれも代理人になりたいのにな。
この人たちはいったいどんなコネをつかってその座を射止めたのだろうかと。
今週は事務所にいる時間が多く、落ち着いてデスクワークをしているのですが、
ふと調べてみようと思い立ち、本日、日本プロ野球選手会公式ホームページをのぞいてみました。
以下一部抜粋
日本プロ野球選手会公式選手代理人規約
第2条 選手代理人の資格
次のいずれかに該当する者は、選手代理人となる資格を有する。
一 弁護士法(昭和二十四年法律第二百五号)の規定による弁護士
二 米国大リーグ選手会の規約に基づきエージェントとして登録された者
三 選手会が実施する選手代理人資格検定試験に合格した者
第6条 登録申請および審査の手続
審査
一 選手会は、登録申請者につき、原則として登録申請書類の記載に基づいて、その登録審査を行う。
二 第2条の資格要件を満たし、第3条の欠格事由に該当しない者については、登録申請書類に不備の
ない限り、原則として、全ての者を代理人名簿に登録する。
な~んだ。
日本の弁護士資格をもっている者であれば誰でも登録できるではないか。
それをプロフィールに記載すると、すごいことのように見えるから不思議ですね。
騙された。
というわけで、私も今月中に申請書類を提出しようと思います。
ところで、プロ野球選手の契約更改のニュースって、最近はあまりやらなくなりましたか。
一発サインで笑顔の会見はよいニュース扱いされ、
保留して越年になると悪いニュース扱いされてしまい、
契約更改のニュースをみるたびに、
あれではプロ野球選手がかわいそう、
と常々思っておりました。
だってシーズンがおわり、あまり休む間もなく
球団事務所に呼び出され、
いきなり、
君の来季の年棒は〇〇万円だからね、
といわれて、
一発サインしろというのはかなり酷ではないですか。
むしろ何度か交渉して、サインに至るのが通常ではないですか。
それなのに一発サインをさも素敵なことのように報道することの罪深さたるや。。。
私がプロ野球選手の代理人になった場合は、少しでも選手にとってよい内容の契約を、
(いい人ぶるならば、球団にとっても納得できる内容の契約を、)、あわてて即決することなく、
納得のうえ、笑顔で締結するお手伝いをさせていただきたい!
選手と知り合いになる何のツテもありませんので、
このままでは誰の代理人にもなることはないのですが、
いつかそのときのためにまずは登録だけはしておこうと思った次第です。
ちなみに、選手会が定める、選手代理人報酬ガイドラインというのも存在しておりまして、
それによりますと、選手代理人の報酬は、選手の年俸の1~2%程度が標準であるとされております。
年棒1億円の選手の代理人であれば、その代理人報酬は100~200万円といったところですね。
イメージよりは低く抑えられているのではないでしょうか。
『代理人というものは悪さをする危険があるので、
うぶな野球選手がだまされないようにしなければならない』
ということかもしれません。
実際、このガイドラインはとても正直者でして、次のような記載があっておもしろい。
≪我が国のプロ野球界においては、これまで代理人そのものが認められてこなかったために、
代理人に対する報酬として、何が適正な金額であるかについては、必ずしも明確に一つの
答えが出せるわけではありません≫←←といいつつも、
≪選手代理人が極度に発達しているアメリカ・メジャーリーグをはじめとして、他のスポーツ界においては、
一部の代理人が不当に高額な報酬をとるケースもみられます≫←←本音で語るスポーツマンシップ!
世間的にはスポーツ選手の代理人は、やはり悪役の印象なのでしょう。
代理人報酬が高騰することへの懸念が正直に述べられているのでありました。
そして、
≪我が国のプロ野球において、そのような悪質な代理人が暗躍し、選手に損害が生じることを避ける
ためには、まずもって、選手をはじめとする関係者が報酬に関する標準的な考え方を身につけ、
それに基づいた適正な判断を行うことができるようにする必要があることは間違いありません≫
≪このガイドラインは、選手と代理人とが対等で健全な関係を築き上げ、我が国において代理人制度
が健全に発展していくために、日本プロ野球選手会が、我が国の弁護士報酬に関する規程や、
・・以下略≫
私はプロスポーツ選手に畏敬の念をもっています。
そんなに警戒しないでください。
今日も東京新宿のうみとそら法律事務所からお送りします。
ほかの法律事務所のホームページをみていると、
ときおり、弁護士プロフィールの一部に、
日本プロ野球選手会公式代理人、と記載している弁護士がいて、
前から気になっておりました。
おれも代理人になりたいのにな。
この人たちはいったいどんなコネをつかってその座を射止めたのだろうかと。
今週は事務所にいる時間が多く、落ち着いてデスクワークをしているのですが、
ふと調べてみようと思い立ち、本日、日本プロ野球選手会公式ホームページをのぞいてみました。
以下一部抜粋
日本プロ野球選手会公式選手代理人規約
第2条 選手代理人の資格
次のいずれかに該当する者は、選手代理人となる資格を有する。
一 弁護士法(昭和二十四年法律第二百五号)の規定による弁護士
二 米国大リーグ選手会の規約に基づきエージェントとして登録された者
三 選手会が実施する選手代理人資格検定試験に合格した者
第6条 登録申請および審査の手続
審査
一 選手会は、登録申請者につき、原則として登録申請書類の記載に基づいて、その登録審査を行う。
二 第2条の資格要件を満たし、第3条の欠格事由に該当しない者については、登録申請書類に不備の
ない限り、原則として、全ての者を代理人名簿に登録する。
な~んだ。
日本の弁護士資格をもっている者であれば誰でも登録できるではないか。
それをプロフィールに記載すると、すごいことのように見えるから不思議ですね。
騙された。
というわけで、私も今月中に申請書類を提出しようと思います。
ところで、プロ野球選手の契約更改のニュースって、最近はあまりやらなくなりましたか。
一発サインで笑顔の会見はよいニュース扱いされ、
保留して越年になると悪いニュース扱いされてしまい、
契約更改のニュースをみるたびに、
あれではプロ野球選手がかわいそう、
と常々思っておりました。
だってシーズンがおわり、あまり休む間もなく
球団事務所に呼び出され、
いきなり、
君の来季の年棒は〇〇万円だからね、
といわれて、
一発サインしろというのはかなり酷ではないですか。
むしろ何度か交渉して、サインに至るのが通常ではないですか。
それなのに一発サインをさも素敵なことのように報道することの罪深さたるや。。。
私がプロ野球選手の代理人になった場合は、少しでも選手にとってよい内容の契約を、
(いい人ぶるならば、球団にとっても納得できる内容の契約を、)、あわてて即決することなく、
納得のうえ、笑顔で締結するお手伝いをさせていただきたい!
選手と知り合いになる何のツテもありませんので、
このままでは誰の代理人にもなることはないのですが、
いつかそのときのためにまずは登録だけはしておこうと思った次第です。
ちなみに、選手会が定める、選手代理人報酬ガイドラインというのも存在しておりまして、
それによりますと、選手代理人の報酬は、選手の年俸の1~2%程度が標準であるとされております。
年棒1億円の選手の代理人であれば、その代理人報酬は100~200万円といったところですね。
イメージよりは低く抑えられているのではないでしょうか。
『代理人というものは悪さをする危険があるので、
うぶな野球選手がだまされないようにしなければならない』
ということかもしれません。
実際、このガイドラインはとても正直者でして、次のような記載があっておもしろい。
≪我が国のプロ野球界においては、これまで代理人そのものが認められてこなかったために、
代理人に対する報酬として、何が適正な金額であるかについては、必ずしも明確に一つの
答えが出せるわけではありません≫←←といいつつも、
≪選手代理人が極度に発達しているアメリカ・メジャーリーグをはじめとして、他のスポーツ界においては、
一部の代理人が不当に高額な報酬をとるケースもみられます≫←←本音で語るスポーツマンシップ!
世間的にはスポーツ選手の代理人は、やはり悪役の印象なのでしょう。
代理人報酬が高騰することへの懸念が正直に述べられているのでありました。
そして、
≪我が国のプロ野球において、そのような悪質な代理人が暗躍し、選手に損害が生じることを避ける
ためには、まずもって、選手をはじめとする関係者が報酬に関する標準的な考え方を身につけ、
それに基づいた適正な判断を行うことができるようにする必要があることは間違いありません≫
≪このガイドラインは、選手と代理人とが対等で健全な関係を築き上げ、我が国において代理人制度
が健全に発展していくために、日本プロ野球選手会が、我が国の弁護士報酬に関する規程や、
・・以下略≫
私はプロスポーツ選手に畏敬の念をもっています。
そんなに警戒しないでください。
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